NovelJam 2018 参加についてよくある質問(FAQ)

NovelJam 2018 参加についてよくある質問(FAQ)

2017年12月21日 投稿者:

Q:2月10日から3日間の泊まり込み合宿なの?

はい、そうです。宿泊場所、7回分の食事(1日目夜、2日目朝・昼・夜、3日目朝・昼・夜)、コーヒーやソフトドリンクなどの軽食まで、すべて主催側で用意します。参加者のみなさまには、雑事に煩わされることなく「本」の制作を行っていただけるようにします。ただし、ノートパソコンなど、執筆・制作に必要な機材はご持参ください。会場には、作業用テーブル、電源、無線Wi-Fi、プロジェクター、ホワイトボード、プリンター複合機などをご用意します。

Q:場所はどんなところ?

東京都八王子市の大学セミナーハウスです。公式サイトはこちら。JR八王子駅、または、京王線北野駅、または、京王相模原線南大沢駅からバスに乗り、バス停「野猿峠(やえんとうげ)」から徒歩5分です。なお、駐車場スペースはたくさんありますので、車でお越しいただくことも可能です。

Q:「著者」と「編集者」と「デザイナー」を募集するのはなぜ?

「セルフパブリッシング」といえば、執筆だけではなく、編集、校正、校閲、デザイン、制作、広告、販売など、すべてのことを1人でやる、というイメージが一般的です。しかし、すべてにおいて高いクオリティを保ちながら、1人でなにもかもできてしまうようなスーパーマンは、ごくひと握りです。「著者」と「編集者」と「デザイナー」がチームとなって、ともに悩み・楽しみ・苦労しながら作品を生みだすプロセスを体験して欲しい、という思いがあります。

Q:「著者」で参加する場合の参加資格は?

​とくにありません。ただ、参加希望者が定員より多い場合は、3日間で作品が完成できるための力量があるかを判断するために、フォームに入力いただいた情報をもとに事務局にて選考させていただき、参加者を決定させていただきます。

Q:「編集者」で参加する場合の参加資格は?

「編集者」は、作品の最初の読者であると同時に、作品をより良いものにするためのさまざまなサポート能力を必要とします。そのため、なるべく商業出版の経験や編集経験がある方を求めています。「著者」と同様、参加希望者が定員より多い場合は、フォームに入力いただいた情報をもとに事務局にて選考させていただきます。

Q:「デザイナー」で参加する場合の参加資格は?

「本」だけでなく、作品プレゼンや販売開始後のプロモーションなどを総合的に評価するため、いわゆる本の装丁を行うブックデザイナーに限らず、グラフィックデザイナーやウェブデザイナーの方も歓迎します。装丁や組版の知識や経験がなくても大丈夫です。著者・編集者と同様、参加希望者が定員より多い場合は、フォームに入力いただいた情報をもとに事務局にて選考させていただきます。

Q:「編集者」や「デザイナー」で参加するとどういったメリットがあるの?

物語を直接紡いでいくのは「著者」ですが、私たちはそこで併走する「編集者」や「デザイナー」の役割もとても重要だと考えています。合宿という濃密な時間と空間で、世界観を巡るアイデアやキャラクターなどのグラフィックを通じて互いに刺激を与えあい、物語がより深みを増し、最終形態としての「本」がより魅力的なパッケージになるのです。素晴らしい作品を生み出した「編集者」「デザイナー」にとっても、NovelJam参加の経験と評価はある種の「勲章」となります。また評価の際にも、「編集者」「デザイナー」の貢献や果たした役割も重視した講評を行います。

Q:チームはどうやって決めるの?

1日目のオリエンテーション後に決めます。方法は、当日発表いたします。

Q:ゲスト講演はどんな内容?

電撃文庫の元編集長で株式会社ストレートエッジの三木一馬さんにご登壇いただきます。三木さんの編集者としての経験を踏まえた、実践的な講演を行っていただく予定です。

Q:1日目にやることってどんな流れになるの?

受付開始は12時からです。参加者同士の交流や挨拶を行ったのち、13時からのオリエンテーションでイベント趣旨やタイムスケジュールの確認、チームの組合せなどを行います。その後、17時からゲスト講演に参加いただきます。

主催側から具体的に「何時からこの工程を行ってください」といった指示はしません。最終日までに「本」を完成できれば、自由に時間を使っていただいてかまいません。目安として、22時までにプロットを提出(チェックポイント1)いただくようなスケジュール感です。

まずチームで相談を行い、作品のアウトラインを固めるのに2~3時間。「著者」はその後、随時チームのメンバーと相談をしながら執筆を行い、初稿の完成を目指します。「編集者」と「デザイナー」はそのあいだ、「本」作りに必要な資料集めや、キャッチコピー・作品概要文などのメタデータの準備、最終日のプレゼン資料の準備、ランディングページの用意など販売プロモーションの企画立案、表紙の作成などを行ってください。

Q:2日目にやることってどんな流れになるの?

ひたすら執筆、編集、デザインを行っていただく1日となります。目安として、13時までに初稿の提出(チェックポイント2)、18時までに初稿戻しの提出(チェックポイント3)、22時までに二稿の提出(チェックポイント4)、24時までに二稿戻しの提出(チェックポイント5)というスケジュール感です。

Q:3日目にやることってどんな流れになるの?

8時に最終稿(データと印刷物を提出)と表紙画像とキャッチコピーなどのメタデータを提出(チェックポイント6)したあと、電書制作ワークショップを行い、13時までに「本」を完成・公開します。その後、審査員に対して作品のプレゼンを行います。ここまでで、参加者の作業は終わりです。

15時から行われるスポンサーセッションのあいだに審査が行われ、16時30分から審査発表と表彰・講評、19時から懇親会、という予定です。

Q:電書制作ワークショップはどんな内容?

NovelJamでご利用いただくクラウドベースの制作・販売サービス「BCCKS」の操作方法や、EPUBを制作する際の注意点などについてご説明いただく予定です。ワークショップを踏まえ、作品が販売できる状態にまで到達させることをイベント時のゴールとしています。

Q:電書の制作、リリースはどのように行われるの?

電書の制作は、前述の「BCCKS」を利用していただきます。印税配分設定と「群雛NovelJam」レーベルでの販売を行うため、日本独立作家同盟の公式アカウントで中身が空っぽの本を事前に用意しておきます。NovelJamが開始したら「共有編集」機能を使い、それぞれのチームの方へ「編集可」権限を付与します。

「BCCKS」の「編集可」権限は、制作はもちろん、発行・公開まで行えます。制作が完了したと思った時点で任意に「公開」していただきます。イベント終了とともに「閲覧可」権限へ切り替え、修正はできなくなります。「BCCKS」の「共有編集」機能の詳細は、こちらのヘルプページをご確認ください。

また、BCCKSで公開された作品は即座に販売が開始され、印税配分も行われます。配分率は1作品につき「著者」が5、「編集者」が2、「デザイナー」が2、日本独立作家同盟は1となります。

Q:途中経過の共有・公開ってどういうこと?

完成した電書は「BCCKS」で販売しますが、プロットの初期案、タイトル候補、表紙のラフ案、キャッチコピー案、プロモーション案、校正指示など、「本」が完成に至るまでにはさまざまなプロセスがあります。そういった作品制作のプロセスを一般に公開することで、イベントに参加していない方々にもイベントの様子を感じ取っていただきたい、という狙いがあります。

共有・公開に際しては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC BY-NC-SA)に基づき、ファイル共有サービスなどを活用し、日本独立作家同盟公式アカウントや公式サイトを通じて一般公開させていただきます。

Q:審査はどのように行なわれるの?

3日目8時までに、最終稿のデータと印刷物(電書にする前の「ゲラ」のようなイメージ)を一旦提出いただきます。参加者の方々が電書制作作業を行っているあいだに、審査員がゲラで作品の内容を査読します。電書の完成期限は13時です。

その後、完成した電書や作品概要文などのメタデータと、3日目14時から実施する作品プレゼン(1チームあたり3分程度)の内容までを当日審査の対象とします。審査を踏まえ、最優秀賞、優秀賞、各審査員賞などを発表いたします。

現時点で確定している当日審査員は、ゲーム作家・米光一成さん、文筆家・海猫沢めろんさん、作家&エッセイスト・内藤みかさん、作家・新城カズマさんです。

Q:事前に書いて来ていいの?

テーマを初日に発表しますので、執筆はそれ以降となります。NovelJamは「ジャムセッション(即興演奏)のように事前にあまり本格的な準備をせず」が前提です。発表されたテーマを元に、「著者」「編集者」「デザイナー」のチームで話し合い、物語のアイデアやプロットを作成し、それぞれの考えを互いにぶつけ合いながら「本」の制作に取り組んでください。

Q:NovelJamアワードってなに?

リリース後、約1カ月間のプロモーションや販売実績も加味した審査を行います。その発表会がNovelJamアワードです。現時点で確定しているNovelJamアワードの審査員は、作家・藤井太洋さん(作家として作品そのものを主に審査頂く)、マンガ家・鈴木みそさん(販売実績・プロモーションに重点を置いて審査頂く)、イラストレーター / マンガ家・山田章博さん(イラストレーターとして表紙装丁などのデザインを中心に審査頂く)です。