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出版創作イベント「NovelJam 2018秋」全作品

「著者」と「編集者」と「デザイナー」/ チームで挑む、集中創作道場

この書籍は、NPO法人日本独立作家同盟(現:HON.jp)が2018年11月23日から25日にかけて開催した出版創作イベント「NovelJam(ノベルジャム)」に参加した32人が、初日に運営から提示されたお題「家」に基づきゼロから生みだした16作品を合本したものです。

「NovelJam」とは「著者」と「編集者」、そして「デザイナー」が集まってチームを作り、小説の完成・販売までを目指す『短期集中型の出版創作イベント』です。ジャムセッション(即興演奏)のように参加者が互いに刺激を得ながら、その場で作品を創り上げています。そこから生まれた熱い創作の成果をお楽しみください。

NovelJam(ノベルジャム)は、NPO法人HON.jpの登録商標です(登録番号6115964号

NovelJam 2018秋

Sample

サンプル

Spec

仕様

紙版

  • ISBN なし
  • A5変型版(218×140×22 mm)
  • 右綴じ(縦書き)
  • 無線綴じソフトカバー
  • 320ページ
  • 362g
  • 小売希望価格3400円+税

電子版

  • ISBN なし
  • リフローEPUB
  • 5.8MB
  • 小売希望価格3400円+税

著作権

  • 出版権は設定していません(All rights reserved by the Author.)

TEAM & WORK

チームと作品

チーム「いちばん堂」

『あなたが帰る場所は』一之瀬楓(著)

あなたの帰る場所は

ふくだりょうこ(編)

杉浦昭太郎(デザイン)

認知症の夫と二人暮らしのサエ。日に日に症状が重くなっていく夫に疲れを感じ、施設に入ってもらいたいと考えるサエだったが夫にその気はなく、施設の話に怒り狂うばかり。

しかし、夫には施設に入りたくない理由があった。それは、妻であるサエと交わした記念日の『約束』。わずかに記憶に残った約束を守るため、夫はある日、行動に出るのだった。

NovelJam 2018秋 藤谷治賞受賞作

『みんな釘のせいだ』最堂四期(著)

みんな釘のせいだ

ふくだりょうこ(編)

杉浦昭太郎(デザイン)

和釘職人・宗方永治の悩みは最近、釘の声が聞こえること。超能力か、それともただのノイローゼか。釘の声にうんざりな毎日を過ごす永治だったが、さらなる悩みが増えつつあった。それは離婚して永治の家に転がり込んできた姉・智世の事だった。彼女の離婚も気になるが、あいかわらず釘の声はやかましく……だが意外にもそれは、全ての問題を解決するカギなのだった(クギなのに)。

NovelJam 2018秋 内藤みか賞受賞作

チーム「Bukkowasu」

『リトルホーム、ラストサマー』藤宮ニア(著)

リトルホーム、ラストサマー

宮坂琢磨(編)

CAROL(デザイン)

アンバランスな家族。心を開けない友人。曖昧な生きづらさを抱えて過ごす主人公・新山真希は、高校三年生の夏に写真家で同い年の「little」と出会う。作品に魅了され、やりとりをする中で、ある日名曲喫茶「リトル」への招待を受けた。「家族とは家族になれなかった」人たちが集うリトルで、真希の人生は緩やかにも確実に変化を遂げていく――。家族とは何か、ホームとは何か。「誰か」との出会いを経て、自分の生きる道について考える成長譚。

NovelJam 2018秋 花田菜々子賞受賞作

『いえ喰ういえ』維嶋津(著)

いえ喰ういえ

宮坂琢磨(編)

CAROL(デザイン)

解放のバースデー 絶望の始まる日

坂上巧(ばんじょうたくみ)は、ある悩みを抱えていた。生まれ故郷の谷崎町と、隣町の三笠町との合併である。UR(都市飼育管理機構)の職員として橋渡しに奔走するもうまくいかず、胃を痛める日々。そしてとうとう、両町のいがみあいは物理的な合併バトルに発展する! 豆腐屋がマンションを切り刻み、重要文化財がビームを放つ。家が家を喰い、町が町を吞む戦いの終着点はどこに? 家と人類が奇妙な共生関係にある世界での騒動を描く、奇想短編バカSF。これが平成最後の大合併だッ!

NovelJam 2018秋 最優秀賞受賞作

チーム「東蛇(イースト・スネイク)」

『しのばずエレジイ』坂東太郎(著)

しのばずエレジイ

武原康滋(編)

田島佳穂(デザイン)

不忍池のほとりで皺だらけの服にゴム長靴、薄汚れた風体の老人と出会う。

薄紅色の桜が舞う中、ベンチに座りぼんやりと池を眺める老人から語られる純愛と哀愁の物語。

昭和半ば、夏盛りのデート。それから四十九年、秋風吹抜ける夜の記憶。

いまは亡き妻と過ごした思い出。

不忍池を舞台に、一人の男が愛を語る。


「小説家になろう」作家、ライトノベル作家の坂東太郎が、得意のコメディも異世界も封印。

恋愛ジャンルに正面から向き合い、誕生した純愛と哀愁がおりなす追憶の物語。

『異世界?いかねぇよ』白色黒蛇(著)

異世界? いかねぇよ。

武原康滋(編)

田島佳穂(デザイン)

朝起きたら「そいつ」がいた。羽の生えた身長10センチのちんちくりん(妖精)。

「では勇者様、いざ異世界へ行きましょう!」

「いかねぇよ」

この問答は何度繰り返せばいいんだろう? 夢も希望も好きなものも『ない』高校2年の俺が頑なに異世界行きを拒む理由。そんなに理解できねぇか?

異世界転生っぽい日常っぽい青春群像劇っぽい茶番劇。

「白色黒蛇的落語」最新譚

今、壮大な冒険が始まらない。

チーム「みかんグミ」

『ハコニワ』吉川キイロ(著)

ハコニワ

腐ってもみかん(編)

古海あいこ(デザイン)

瓜二つの顔を持つ双子の紺と藍。幼い頃に両親が離婚した際、「藍のおまけ」として母に引き取られたと信じる紺は心を閉ざしてしまう。その時自分の手を握ってくれた藍だけを信じて生きてきた紺だが、中学生になったある日母親の妊娠が発覚し……。

家族ってなんだろう? 大人になる直前、身体や心の変化に戸惑う紺の感受性は、きっと誰もが味わったことがあるはず。大人の身勝手に反発する紺は、きっといつかの自分の姿。ラストで明かされる意外な真相。わたしの家族って絶対、変!

『フェイク・ポップ』西山保長(著)

フェイク・ポップ

腐ってもみかん(編)

古海あいこ(デザイン)

アイドル×フェイクニュース 嘘vs.嘘で、真実を作り出せ!

フェイクニュースサイトを運営しながら、シェアハウスで共同生活を送るアイドルオタクのウソ、ギーク、オマイツ。ある日、推しの地下アイドル「るべむじゃーの!」が解散するというデマニュースが、何者かによって拡散されてしまう。モラトリアムの終わりを予感しつつも、デマによって失速したアイドルの勢いを取り戻すべく「ジャスティン・ビーバーがRT!」というフェイクニュースを流すことで対抗しようとする三人だったが……何が本当に「本当」なのか、情報が氾濫する現代社会の罪と罰。誰も他人事ではいられない物語、ここに開幕!

チーム「モリサワ」

『あなたは砂場でマルボロを』森田玲花(著)

あなたは砂場でマルボロを

天王丸景虎(編)

恩田未知子(デザイン)

「満たされないなら、とりあえず埋めてよ」

OLの飯田は耐えられないさみしさから逃げている。まるで毎日を吐き捨てるかのようにして。

毎晩違う男と宿にし、煙草をくゆらせ、笑っても、乾いて乾いてしょうがない。

一体、私の居場所はどこなの?

――そろそろ終わりの時間です。くだらねえな、しあわせなんて。

『マイ・スマート・ホーム』沢しおん(著)

マイ・スマート・ホーム

天王丸景虎(編)

恩田未知子(デザイン)

もし、死んだ大切な人がスマホの中に住み着いているとしたら? スマホAIが人の思考をコピーして動く近未来。神保ヒロキは、公務員として持ち主を失ったスマホを法に基づきAIごと破壊する仕事に従事している。廃棄寸前の形見のスマホを前に「中に入っている兄のAIから最期の言葉を聞きたい」というカスミの願いは、果たして叶うのか…!?

チーム「アンジェロと雪の女王」

『おかえり、ただいま、また明日』藤谷燈子(著)

ただいま、おかえり、また明日

アンジェロ(編)

新月ゆき(デザイン)

「いっしょにご飯を食べよう!」

高校生の真知は、兄が経営するカフェで店番をしていた。そこへ常連客の朝倉和泉と、彼の父親が来店する。父親は和泉から「海外で暮らすことになった」と報告され、まだ顔も知らない息子の恋人を心配していた。「プロポーズもしてないってことか?」とあきれる父親に、和泉は「今日中には伝えるつもり」と答えるが……。

 家族にふりまわされて育った女子高校生と、その義理の兄・修二。さらに恋人の和泉が織りなす、夕暮れどきの告白劇。さびしいって、なに? しあわせって、どんなもの? あなたの心に語りかける、青春系エンタメ小説!

『みそしる戦争』太田有紀(著)

みそしる戦争

アンジェロ(編)

新月ゆき(デザイン)

思い出の数は、味付けの数だけ

朝ごはんは和食派という共通項があるヒモの男とその彼女。しかし、二人には決定的な溝があった。みそしるの好みである。白味噌派のヒモ。赤味噌派の彼女。二人の間で勃発するみそしる戦争。

その最中、事件がおこり、塞ぎ込んでしまう彼女。

ヒモはそんな彼女を救うべく、とある料理に挑む。

ヒモが味噌汁戦争を経て、絆を取り戻し、自らの人生を再び歩き始める成長物語。

チーム「GOMERA」

『川の先へ雲は流れ』藤城孝輔(著)

川の先へ雲は流れ

波野發作(編)

ほさかなお(デザイン)

家とは何か

僕は世界のそこここで妻たちと暮らしていた。

それは〈クラウドハウス〉による

ワールドワイドなライフスタイル。


世界をまたにかける投資家である「僕」は上海、パリ、東京、大阪で「妻」たちと暮らしている。それが〈クラウドハウス〉。世界中どこでも望み通りの同じ「暮らし」ができる、セレブ御用達のサービスだ。妻たちはクローン人間で、僕とはサブスクリプション契約をしているのだ。仮想通貨の暴落で〈クラウドハウス〉を失った僕は、大阪を彷徨う。そこには運命の出会いが待っていた。

『【大好き】センパイを双子コーデでコロしてみた!』西河理貴(著)

【大好き】センパイを双子コーデでコロしてみた!

波野發作(編)

ほさかなお(デザイン)

これ誰か止めてよ!

「わたし、センパイみたいになりたいです」

人気動画配信者MAYUが語る衝撃の真実とは


人気動画配信者MAYU。一年ぶりに最後の動画が投稿されたという噂が流れる。いつものように現れたMAYUは、「ミツハラマリ」という人物について語りだす。高校の先輩。演劇部のステージ。スポットライトに輝くセンパイの姿に一目惚れした「MAYU」は、「先輩みたいになりたい!」と強く心に誓う。翌年、卒業記念の舞台で、マリと同じ演目、同じ配役を完璧に演じきったMAYUは、その後もセンパイの後を追って同じ大学に進学。ルームメイトとして暮らし始める。おそろいのアクセサリー。双子のコーデ。仲睦まじい先輩と後輩に何が起こったのか。MAYUの「最後の動画」とは。今、その真相が語られる。

チーム「RISE」

『帰りゃんせ』日野光里(著)

帰りゃんせ

つきぬけ(編)

米田淳一(デザイン)

存在しないはずの四番目の歌を聞くと、子供は家に戻れなくなるという噂がある神隠しの団地。そこに住む小学四年生の男の子、健司は「帰りゃんせ」の歌を口づさむ謎の少年ハスに出逢ってしまう。その子に連れられて、家から遠く帰れなくなるまで離れてしまった健司は、母親のものへと必死に戻ろうとする。けれど、ハスは健司の帰宅を妨害するのだった。はたして健司は大好きなお母さんのもとへと帰ることができるのか? ハスは何者なのか? 四番目の歌詞に秘められた意味とは?

『BOX』澤俊之(著)

BOX

つきぬけ(編)

米田淳一(デザイン)

ギターや音楽の小説ばかりを描く野良作家が、そのエッセンスを凝縮してジャムしながら全力投球しました。もともと削りながら端的に描く文章を、向こう側が透けるほどまで研磨しております。あなたはその向こう側になにを見出すのでしょうか。たぶんそれはきっと、美しい明日につながる光を放つ、あなた自身のこころにあるものだと思います。

Judges on the day

当日審査員

大熊信さん

大熊信

(cakes編集長)

[協賛]

内藤みか氏

内藤みか

(日本文芸家クラブ理事)

花田菜々子氏

花田菜々子

(書店員)

藤谷治

(小説家)

米光一成さん

米光一成

(ゲーム作家)

Grand Prix Judges

グランプリ審査員

藤井太洋さん

藤井太洋

(作家)

鈴木みそ氏

鈴木みそ

(マンガ家)

山田章博さん

山田章博

(漫画家・イラストレーター)

NovelJamから生まれた熱い創作の成果をお楽しみください。

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